怨念の館

〜到着〜

やっとT県に入った四人は疲れた様子も無く、これから待っている二泊三日の楽しい旅行に目をキラキラさせていた。


真二「とりあえず旅館にチェックインしてから、大樹の言ってた館に向かおうか。」


大樹「え〜っ!夜に行こうぜ?その方が面白いじゃん」


真二「確かに、その方が面白いと思うけど、女の子も居るしな。あまり不安にさせたく無いんだ。皆が本当に楽しんで、良い思い出を作るのが大事!お前もそうだろ?」


大樹「仕方ないなぁ…分かったよ…」

大樹は渋々ながら真二の考えは正しいと思った。

オカルト好きな変わった所が有る大樹だが、皆が楽しむ事を一番に考えている。大樹も友達を大切に思っている良いヤツだ。


祥子「大樹君ごめんね。」

大樹「いや良いんだ。皆が楽しむ為のイベントの一つだからね。」
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