群青色の恋 〜私たちの恋愛模様〜
「わかったよ。…おーちゃんがそう言うってことは何かあるんだろうから。」
大ちゃんが椅子の背持たれに寄りかかり、『う〜ん』一伸びする。
「しかしなぁ…」
私を見て、目を細目ながら
「僕がもっと押しの強い男だったら、おーちゃんは話してくれたりするのかな〜?って。だめだな〜押しの弱い男って」
そう言いながらため息をつくから
なんか笑えちゃって
「そういう…昔から変わらない大ちゃんだから、いいんだよ。」
私も目を細めて笑った。
「あ、その顔…」
「…え?私、変な顔してた?」
慌てて口を手で隠す。
「違うよ。」
大ちゃんの口元はニヤリ…笑って……私の両頬を引っ張る。
「……イヒャイ…」
……何か、前にもこんなことあったような…
「今の顔は、昔と変わらないおーちゃんの笑顔だったよ」
そう言って、大ちゃんもいつもの笑顔をのぞかせた。
…作り笑い、大ちゃんにはバレてたんだね。
「当たり前だろ?その"おーちゃんスマイル"に惚れてたんだから♪」
さらっと言うから聞き流しそうになったけど……
「きひへるほうははずかひい〜」
「何言ってんのかわかんな〜い♪」
そんな私を、ケラケラ大ちゃんは笑ってた──…
─────────
───────────
「ぜ〜〜〜ったい!アタシのほうが結婚早いって思ってたのにぃ!」
私の前に座ってる彩が、グラスに残ってた氷をバリバリ食べながら話すから……私は苦笑いで
「アハハっ…」
言葉を濁して、私もパフェを食べる。
12月最初の日曜日は、朝からすがすがしい青が空一面に広がってた。
前日、中学校からの親友、彩から電話があって、
『たまには顔見せろ!』…強制的に約束をさせられていた。そんなところは相変わらず昔のまんまで、今日がその日。
大ちゃんが椅子の背持たれに寄りかかり、『う〜ん』一伸びする。
「しかしなぁ…」
私を見て、目を細目ながら
「僕がもっと押しの強い男だったら、おーちゃんは話してくれたりするのかな〜?って。だめだな〜押しの弱い男って」
そう言いながらため息をつくから
なんか笑えちゃって
「そういう…昔から変わらない大ちゃんだから、いいんだよ。」
私も目を細めて笑った。
「あ、その顔…」
「…え?私、変な顔してた?」
慌てて口を手で隠す。
「違うよ。」
大ちゃんの口元はニヤリ…笑って……私の両頬を引っ張る。
「……イヒャイ…」
……何か、前にもこんなことあったような…
「今の顔は、昔と変わらないおーちゃんの笑顔だったよ」
そう言って、大ちゃんもいつもの笑顔をのぞかせた。
…作り笑い、大ちゃんにはバレてたんだね。
「当たり前だろ?その"おーちゃんスマイル"に惚れてたんだから♪」
さらっと言うから聞き流しそうになったけど……
「きひへるほうははずかひい〜」
「何言ってんのかわかんな〜い♪」
そんな私を、ケラケラ大ちゃんは笑ってた──…
─────────
───────────
「ぜ〜〜〜ったい!アタシのほうが結婚早いって思ってたのにぃ!」
私の前に座ってる彩が、グラスに残ってた氷をバリバリ食べながら話すから……私は苦笑いで
「アハハっ…」
言葉を濁して、私もパフェを食べる。
12月最初の日曜日は、朝からすがすがしい青が空一面に広がってた。
前日、中学校からの親友、彩から電話があって、
『たまには顔見せろ!』…強制的に約束をさせられていた。そんなところは相変わらず昔のまんまで、今日がその日。