家族内恋愛
するとそこには

『拓ちゃん…』

「おかえり………和真君も久しぶりだね」

『どうして帰ってこなかったの?どうして電話もメールも出なかったの?ねぇ、どうして…』

「美音」

『うっ…』

「ごめんね、心配かけちゃって」

『ふっ………うぅ…』

俺は優しく美音を抱きしめた

『うわぁーん!!』

こんなに泣いてる美音は久しぶりに見た

俺は美音を泣かせるやつは誰だろうと許さない

でも今はでしゃばるべきじゃない

これは美音と親父さんの問題だ

俺はそばで見守ってやることしかできないんだ

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