ねぇ、こっち向いて?
あたしのベッドに勝手に横たわっちゃって。
気持ち良さそうなまーくん。
それを見てると、いつもみたいにダイブしたくなるんだけど、我慢、我慢っ。
今日は大人しくしてます…。
テーブルの前に平然を装って、座る。
うまく出来たかな?
けど、まーくんはそんなあたしに不思議そうな顔を向けた。
「美世、何か変じゃね…?」
――ギクッ!
「…べ、べっ、…別に?」
あぅ…。
かんじゃったから誤魔化せないじゃんかぁー!!
赤くなった顔を隠すために俯いていたあたしは、ますます頭を下げた。