恋する苺


「おい、いい加減にしろよ。人にピル飲ませといて、挙げ句の果てに責任とんねぇ。ふざけんなよっ!!有り得ない。さよなら。」


そう怒鳴りつけて、あたしは帰った。


「ちはるっ!!」


チャリこぎながら、後ろから声がした。


でも、あたしは振り向かなかった。


あんな男と付き合った、あたしが馬鹿だった。
< 53 / 66 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop