恋する苺


「こんにちは。今日はどんな感じにする?」


いつものように、優しい笑顔で接してくる芝宮さん。


「こんにちは。バッサリ切りたいです。」


「え?バッサリ??」


「‥‥なんて、冗談ですよ!軽く整えて下さい。」


「びっくりした〜。長い方が似合ってるし、もったいないよ。」


「そうですか。」


いつも通りの芝宮さん。


何も知らないのは
当たり前だけど、


少し‥気づいて欲しかった。
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