【短編】お隣BOY☆
それはそれは
汗かきながら日々練習に励みました。
新人戦のメンバーに選ばれますますヤル気満々です。
フクッチは張り切って家でも素振りをしようと竹刀を家に持って帰ることにしました。
階段を降りる途中で…
そうです。
足をひっかけて転がり落ちたのです。
左腕の骨にヒビです。
もちろん試合には出られません。
かれこれ2ヶ月経ち、部室へ向かいました。
さて、久々に防具をつけようか…
紺色だったはずの私の防具は
やや緑や白のまだら模様となっていた。
「ん…?」
名前を確認。
花坂です。
カビですね…
防具は私の汗を日々吸収し
2ヶ月間来ない持ち主を待ちながら
せっせとカビを育てていたのでしょう…
フクッチは高校生になり、
『ハナちゃん』
と、なんとも名前を一切無視したニックネームがつきました。
ハナちゃんは帰宅部となり、進学へ向けて塾通いするように。
塾で知り合った他校の男子と仲良くなり、
17歳の夏
彼は彼氏になりました。
汗かきながら日々練習に励みました。
新人戦のメンバーに選ばれますますヤル気満々です。
フクッチは張り切って家でも素振りをしようと竹刀を家に持って帰ることにしました。
階段を降りる途中で…
そうです。
足をひっかけて転がり落ちたのです。
左腕の骨にヒビです。
もちろん試合には出られません。
かれこれ2ヶ月経ち、部室へ向かいました。
さて、久々に防具をつけようか…
紺色だったはずの私の防具は
やや緑や白のまだら模様となっていた。
「ん…?」
名前を確認。
花坂です。
カビですね…
防具は私の汗を日々吸収し
2ヶ月間来ない持ち主を待ちながら
せっせとカビを育てていたのでしょう…
フクッチは高校生になり、
『ハナちゃん』
と、なんとも名前を一切無視したニックネームがつきました。
ハナちゃんは帰宅部となり、進学へ向けて塾通いするように。
塾で知り合った他校の男子と仲良くなり、
17歳の夏
彼は彼氏になりました。