【短編】お隣BOY☆
初デートの日に、張り切っておニューの服を着たんです。
タグが付いているのを母が見つけて、ハサミでチョンと切ってくれました。
私は彼と遊園地に行き、大はしゃぎしました。
ジェットコースターでは両手を上げて叫びました。
ジェットコースターを降りて出てくると急降下中の写真が販売されていました。
「え〜。絶対変な顔になってるよぉ」
なんてちょっと恥ずかしがりながら画面に近付くと、
目をギュッと閉じてなんだかかわいい彼の隣に座っていたのは…
半開きの白目に、何かを吐き出したのでしょうか。
口から舌が出ています。
ブサイクの域を超えた化け物のような私…
彼はあまりの見苦しさにつないでいた手を離しました。
そして…
デートを満喫しようと張り切り過ぎて腕を振り回した私のブラウスの袖は、
母の『ハサミでチョン』をきっかけに、右肩だけがノースリーブに…
あまりに悲惨で、私はさすがに泣きました。
17歳の彼にこんな彼女の現実を受け止められるわけもなく…
あえなく失恋…
タグが付いているのを母が見つけて、ハサミでチョンと切ってくれました。
私は彼と遊園地に行き、大はしゃぎしました。
ジェットコースターでは両手を上げて叫びました。
ジェットコースターを降りて出てくると急降下中の写真が販売されていました。
「え〜。絶対変な顔になってるよぉ」
なんてちょっと恥ずかしがりながら画面に近付くと、
目をギュッと閉じてなんだかかわいい彼の隣に座っていたのは…
半開きの白目に、何かを吐き出したのでしょうか。
口から舌が出ています。
ブサイクの域を超えた化け物のような私…
彼はあまりの見苦しさにつないでいた手を離しました。
そして…
デートを満喫しようと張り切り過ぎて腕を振り回した私のブラウスの袖は、
母の『ハサミでチョン』をきっかけに、右肩だけがノースリーブに…
あまりに悲惨で、私はさすがに泣きました。
17歳の彼にこんな彼女の現実を受け止められるわけもなく…
あえなく失恋…