【短編】お隣BOY☆
お隣の彼
それから大学へと進学した私。


一人暮らしにも慣れた2年生。


今、私はただの『フク』


地元を離れ、自分を変えたいと思い…


とりあえず、張り切るのをやめることにした。


しかーし!!


お隣に住んでいる彼が気になる私がいたり…するんです。



彼は、同じ大学の人。


学年は1コ上で、中肉中背。


なんか張り切ってないルーズな感じがすごくいい。



ボサボサ寝癖がとってもかわいい。


たまたま同じ時間に出た朝。


挨拶したら、寝ぼけた感じのポケ〜ってした顔がかわいくて。


「…はよ」


あくびしながら歩いて行った。


私は恋に落ちた。


隣に彼が帰ってくる音がすると、なんだか嬉しくて。

友達と話す声が聞こえてきたり。


たまに聞こえて来るギターの音色に浸ってみたり…



ストーカーじゃあありません。



だって聞こえて来るんだもん。


たまにベランダに出てみるんだけど、会えないんだよね。



張り切るな


張り切るな



自分に言い聞かせてます。


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