元総長(女)×眼鏡っ娘(男)
「春だな。つい最近まで寒かったのに。」




空を見上げると、満天の星空だった。




満月がとても綺麗だ。





ふと、視線を感じた。




ぱっと、公園の外の方を見ると





少女がいた。





どこにでもいるようなかよわい普通の少女。




けど、




俺の目にはそいつは狼に見えた。





銀色のメッシュが入った黒い髪。青い目。








どくん。





俺の鼓動がはやくなっていく。







なんなんだ。これは。







すると少女はこちらに歩み寄ってきた。






そして、俺の前まできて止まった。





近くで見ると、とても綺麗だった。






「あんた。総長でしょ。黒狼の。」




俺は息が止まるかと思った。



近くで見ると、綺麗で、強い瞳を持っていたからだ。


「・・・どうして・・・わかったんだ?」

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