−道化師−
下を見ると百々の姿。
いや、あたしが突き落として倒れている百々の姿。
「百々・・・・?」
あたしは階段を下りて百々のところへ向かった。
血が・・・・・!!
「百々!!??百々!!!!!!」
意識がない!!
叫んだあたしの声で人が集まった。
「誰かっ!!百々を助けて!!」
「美香!!」
「・・・・・・慎。」
「どうしたんだ!!??」
「百々を・・・・助けて・・・・」
どうしたんだろ・・・・・体が重い・・・・
「美香!!??みっ・・・・・・」
慎の声が遠のいて行った。