−道化師−








目覚めたら、前回と同じく病院だった。

違うのは慎しかいなかったことだけ。





「美香・・・・」


「慎?百々は・・・・・・?」







「・・・・・・・・・」


「慎!!??百々はっ!!??」







「・・・・・っ・・・集中治療室っ・・・」







嘘・・・・・



あたしのせいだ!!

あたしが百々を突き落したから!!



「あああああああああああああああああああっ!!!!」





声の限りあたしは叫んだ。



「どうしましたか!?」

「美香がっ!!」


医者が来ても気にせず叫んだ。



「百々おおおおおおおおおおおおおお!!!!」



「とりあえず薬を投与して!!」
「はい!!」



百々・・・・・・


薬のせいで意識が薄れていった・・・・・



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