『ねぇ。傘、入りなよ。』Ⅵ

嫉妬


俺はマッハで図書室へ向かう。

『楢橋!!』

その声に急停止して振り向くと
佐々木が駆け寄ってきた。

『ハアッ、ごめん楢橋。
これ渡すの忘れてた。』

そう言ってプリントを渡してきた。

「あぁ、サンキュ。」

『ん、ごめんね。
じゃあまた明日。』

「おぅ、じゃあな。」

佐々木が階段を
降りようとしていた。

『きゃっ!!』

!!

「危ないっ!!」

< 7 / 19 >

この作品をシェア

pagetop