や、うん。ちょっと妬きました。【短編】二
別に、
咲月くんのことを好きな訳じやない。
ただちょっと…寂しいかなって。
だって席が遠いんじゃあ話す事はないし
増してや、寝ぼけた咲月くんを助ける事だって、もう私の役目じやないんだから
所詮、ただのクラスメイトに過ぎない。
こう考えると、やっぱり寂しく感じるってものだ。
同じクラスになってしまったからこそ
私の存在は必要とされていないようで、
余計に落ち込む。
あー、やっぱり神様って。
ちょっと意地が悪いんだ…