月夜の太陽
◇王室
婚約
コンコンコンッッ
「はぁい」
ノックをすると、部屋の中からはお母様の優しい声が返ってきた。
実はまだお母様に酷いことを言ってしまったことを、謝ることができていない。
それでもお母様は何事もなかったかのように、あれからも今まで通り接してくれている。
「まぁ!食事の時間以外にルナがここに来てくれたのは久しぶりね」
「今大丈夫かな?」
「えぇ、大丈夫よ」
ラキとお茶をしていたようで、私に気を遣ったラキが席を立ち、私の分のお茶の準備をすると部屋を出て行った。
「お母様…遅くなってしまったけど、酷い事を言ってしまってごめんなさい」
「いいえ、私の方こそごめんなさい。ルナにはちゃんと話すべきだったわ」
「大っ嫌いなんて嘘…お母様の事大好き…大ッッ好き、だよッッ」
「私も大好きよ、愛しているわ」
お母様の優しい腕の中で私は暫く涙を流した。
やっとお母様に謝る事ができて、少し胸が軽くなったような気がする。
感謝や謝罪の気持ちや言葉はとても大切だと、物心つく頃には教えられていた。
こうやって言葉にし伝える事が重く大切な事だと、成長するにつれ心から理解出来るようになった。
「はぁい」
ノックをすると、部屋の中からはお母様の優しい声が返ってきた。
実はまだお母様に酷いことを言ってしまったことを、謝ることができていない。
それでもお母様は何事もなかったかのように、あれからも今まで通り接してくれている。
「まぁ!食事の時間以外にルナがここに来てくれたのは久しぶりね」
「今大丈夫かな?」
「えぇ、大丈夫よ」
ラキとお茶をしていたようで、私に気を遣ったラキが席を立ち、私の分のお茶の準備をすると部屋を出て行った。
「お母様…遅くなってしまったけど、酷い事を言ってしまってごめんなさい」
「いいえ、私の方こそごめんなさい。ルナにはちゃんと話すべきだったわ」
「大っ嫌いなんて嘘…お母様の事大好き…大ッッ好き、だよッッ」
「私も大好きよ、愛しているわ」
お母様の優しい腕の中で私は暫く涙を流した。
やっとお母様に謝る事ができて、少し胸が軽くなったような気がする。
感謝や謝罪の気持ちや言葉はとても大切だと、物心つく頃には教えられていた。
こうやって言葉にし伝える事が重く大切な事だと、成長するにつれ心から理解出来るようになった。