月夜の太陽
アマンダさんの待つ客間に入ると、アマンダさんは窓から外を眺めていた。



「遅くなってごめんなさい」

「いいのよ、気にしないで。久しぶりに会えて嬉しいわ」

「私もよ」



お母様とアマンダさんは抱擁を交わし、お互い顔を見合わせて笑っている。


アマンダさんの目線が私に向き、微笑みかけてくれる。



「ルナはもっと久しぶりね。元気にしてた?」

「うん、元気だよ。アマンダさんも元気そうで良かった」

「大きくなったわね。それにとっても綺麗になったわ」

「そう、かな?ありがとう」



ニッコリ笑って椅子に座るアマンダさんは優雅で、女の色気を感じさせる。


それに、体型もとてもグラマラス。


羨ましい限りだわ…。



「立ち尽くしちゃってどうしたの?座らないの?」

「アマンダさんはいつ見てもグラマラスで、綺麗だなと思って見とれてたの」

「ありがとう、ルナもどんどん女性らしい体になってきたじゃないの」

「私はいくら頑張ってもアマンダさんみたいな体型にはなれないわ」



そう言いながらお母様を見ると、お母様は頬を膨らませいじけた顔をしていた。





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