月夜の太陽
部屋のドアをノックしたが返事はなかった。
それでも気にせず中へ足を踏み入れた。
部屋の中を見渡すがルナの姿はない。
だけどルナの気配は確かにこの部屋の中で感じ、ベッドの上の布団が盛り上がっていた。
俺は真っ直ぐベッドへと足を進め、ベッドの端に腰掛けた。
『泣いてるのか?』
「…………」
『いつまでそうして不貞腐れているつもりだ』
「…………」
布団の中からは何の音も聞こえてこないという事は、どうやら泣いてはいないようだ。
布団の上からルナの体に触れ、体のラインに合わせて手を動かす。
『出てこないつもりか?なら話もできないな。俺は店に戻る』
ベッドから立ち上がろうとしたとき、布団から手が伸びてきて腕を掴まれた。
もぞもぞと布団が動き、頭が少し出てきたのを見て思わず笑ってしまった。
そんな俺の態度が気に障ったのか、顔を向けてきたルナは真っ赤な顔をして睨みつけてきた。
だがそれは逆効果で、その顔を見て更に笑ってしまった。
それでも気にせず中へ足を踏み入れた。
部屋の中を見渡すがルナの姿はない。
だけどルナの気配は確かにこの部屋の中で感じ、ベッドの上の布団が盛り上がっていた。
俺は真っ直ぐベッドへと足を進め、ベッドの端に腰掛けた。
『泣いてるのか?』
「…………」
『いつまでそうして不貞腐れているつもりだ』
「…………」
布団の中からは何の音も聞こえてこないという事は、どうやら泣いてはいないようだ。
布団の上からルナの体に触れ、体のラインに合わせて手を動かす。
『出てこないつもりか?なら話もできないな。俺は店に戻る』
ベッドから立ち上がろうとしたとき、布団から手が伸びてきて腕を掴まれた。
もぞもぞと布団が動き、頭が少し出てきたのを見て思わず笑ってしまった。
そんな俺の態度が気に障ったのか、顔を向けてきたルナは真っ赤な顔をして睨みつけてきた。
だがそれは逆効果で、その顔を見て更に笑ってしまった。