青春の蒼いカケラ

安息の日々編

　手術後先生が現れた。
「もう、大丈夫ですよ」
「どうも、有難う御座いました」
　危うい所だったらしい。
「売店が開いたら、着替え買って来るね」
　ノリちゃんが言った
「頼むよ」
「手術どうだった」
「いやぁ～ぁさっぱり解らなかった」
「ここの病院で車椅子頼んだの」
「良かったね」
「ハルオちゃんも、カッチャンも、すぐに来るって」
「そりゃぁよかった」
　僕にとっては、掛け買いのない友達。心強かった。こうして、安息の日々が続いた。
見舞いが来るまで、軽く寝てた。