青春の蒼いカケラ
蒼い風編
 心筋梗塞の定期健診に行った。念のためと言ってレントゲン、心電図、血液検査、などやってから、診察室へと入った。
「どうですか」
「はい」
「順調なようですね」
「はい」
「では、また来てください」
 検査結果は良かった。これで、一安心だ。コンビニの売店で競馬新聞を買った。春の天皇賞である。一面を何気なく見てると。狙ってた馬の名前がでてた。こりゃいけるな、と直感がはしった。日曜日の競馬なので金曜日の新聞のせいか。成績は詳しく載ってなかった。土曜日になって、日曜日にやる天皇賞の成績を見た
「こりゃAプランで行けそうだなぁ」
 さっそく三連単を組み始めた。狙ってる馬を一番目列、、二番目列には、出目を使った。一番人気と二番人気を三番目列。
「これで良し」
 内心自信満々だった。当日になり、狙っている馬の人気が四番人気になった。レースが始まった。狙っている馬、ゴールドコスモスが一着に来た。春の天皇賞は、的中した。
「よしよし・・・」
 僕は満足感で一杯だった。


< 112 / 156 >

この作品をシェア

pagetop