青春の蒼いカケラ
左団扇編
 僕はあっちこっちに、投資してた。そのお陰で、働らかなくても、収入が有った。自由な時間、パソコンに向かってイラストを描いていた。パソコンはマックだった。イラストレーターも、ホトショップも、インストールした。次々と作品を描いて行った。
「なおちゃん、アイスコーヒー入れてきたよ」
 ノリちゃんが言った。
「ありがとう」
 ノリちゃんは十メートル位なら、杖なしでも歩けるように回復していた。ノリちゃんも、毎日がリハビリだった。調理も上手くなっていった。
「今はどんな絵を描いているの」
「南国の絵だよ、この、スタンプを使ってヤシの木を描くんだ」
「へ~ぇ」
「葉っぱや、木の、スタンプも有るんだ」
「この鳥は?」
「ははは・・スタンプだよ」
 僕は光の出し方も研究した。日の出や日没の光を特に研究した。


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