青春の蒼いカケラ
妙編
 妙とは蘇生の義成り。良い言葉だ。僕は段々と振興を深めていった。六畳間には仏壇も置きなおした。学会の仏壇を置いた。ご本尊様送りも、無事すませた。コバヤシさんは、毎日の様に、夜尋ねてきた。無二の親友のようだった。
「今晩は」
「どうぞどうぞ、待ってました」
仏間に入り勤行、唱題。初めは十五分で、終わったものの、最近は一時間上げる。経本を読む事にも附いて行くことが出来る様になった。また、座談会にも良く出席した。妙法連華経とは、不思議なもので有る


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