青春の蒼いカケラ
第七章遥か面接編
 もう、冬の気配を感じる肌寒い時期に、なって来た。構想三ヶ月、なおと、と、ジュンちやんの音楽でのオーディションが始まった。曲は「叫んでも」三グループ用意してあった。三グループ目のヴォーカルとギターが、特に良かった。
「ジュンちゃん、このグループ行けそうだねぇ」
「そうだねぇ」
ギターにリクエストしてみた.
「長渕剛の夏祭り弾けますか」
「はい」
テクが上手かった。感動した.スリーフィンガーである
「名前はなんて言うの」
「原 夏樹です」
「有り難う」
これは、逸材だ。直感が走った。ジュンちゃんに、その胸を伝えた。原夏樹は、背丈は普通だが髪は伸びてた。

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