青春の蒼いカケラ
爆発!トラック野郎編
東京での生活は憧れが先行していただけで、地理には疎い。迷路のように張り巡らされた細い一方通行が幾重にも繋がる下町の路地は、未だに苦手だ。
それでも僕はトラックの運転手を始めた。前の職場でダンプを転がしていただけに運転はお手の物だが、僕が迷わないように細かな地図を書いて渡してくれる。ここの人達は皆、いい人ばかりだ。
Kルビーのお菓子の配送係。
朝六時に豊島区の配送センターから環七に入り、品川方面へ。そこから四軒の荷解きを済ませ、立川の倉庫へと向かう。
ここで昼食を済ませると、今度は三鷹方面に走らせ、最後はもう一度立川に立ち寄った後、荷を積み込んで豊島区の配送センターへと戻る。
帰宅は八時過ぎ。
給料は手取りで二十四万。これならアパート代五万四千円を毎月支払っても十分おつりがくる。
それでも僕はトラックの運転手を始めた。前の職場でダンプを転がしていただけに運転はお手の物だが、僕が迷わないように細かな地図を書いて渡してくれる。ここの人達は皆、いい人ばかりだ。
Kルビーのお菓子の配送係。
朝六時に豊島区の配送センターから環七に入り、品川方面へ。そこから四軒の荷解きを済ませ、立川の倉庫へと向かう。
ここで昼食を済ませると、今度は三鷹方面に走らせ、最後はもう一度立川に立ち寄った後、荷を積み込んで豊島区の配送センターへと戻る。
帰宅は八時過ぎ。
給料は手取りで二十四万。これならアパート代五万四千円を毎月支払っても十分おつりがくる。