Strawberry Junior
「冗談じゃ…」
「いい加減にしてよ!!蘭子先輩にとって今日のダブルス戦は最後になるかもしれないんだから!!」
「聞いてくれよ!!」
「やだ!!悪いけど、架那汰の言うこと嘘にしか聞こえない」
「……」
架那汰はやっと、黙って去って行った。
何よ…。何企んでるのよ…。あんな奴…、苦手どころか、嫌いなんだから!!
結局、棗と蘭子先輩ペアは4回戦目で敗退した…。
明日は個人戦だ。
「じゃあまた明日ー」
「「ハイ、さよならー」」
先輩と別れ、棗と自転車で帰り道を走り始めた。
そして、今日架那汰に会った事を話した。
「何それ!ワケ解んないじゃん!」
「でしょー?ホント頭来た!」
棗は私の過去の事を知ってくれてる。だから話が早い。
「じゃあね。バイバイっ」
「うん、バイバーイ」
棗と別れ、ケータイを開いた。
【メール1件】
メールを開くと、架那汰からだった。
だるっ。
[今日は邪魔して悪かった。ホントごめん。俺、美寛のこと本当に好きなんだ。なんで信じてくれないんだ?]
何の嫌がらせ?こんなメールなんて勿論無視。信じられるわけ無いじゃん。生まれてこのかた彼氏居ない私をからかってるようにしか思えないよ。
数時間経ち、また架那汰からメールが来た。
[頼むからブチらないでくれよ…]
私は誰にしても断れない性格…。
仕方ないか…。
メールじゃタラタラして面倒臭いから私から電話した。
「何なの?電話代高いから要件だけサクッて話してよね」
『俺、本気なんだ。美寛が好きなんだ。信じてくれよ』
「嫌」
『なんでだよ?俺、何かした?』
「した」
『何したんだよ?』
「自分の胸に聞いてみたら?」
冷たく言い放つ。
『……ごめん!!解んねぇ…。さっき、前に美寛に何かしたっけって考えてたけど、どうしても解んねぇんだよ』
「サイっテー!!」
『へ?』
「自分がやった罪を忘れるなんて最低!!」
『ごめんって!!頼むから教えてくれよ。言われて思い出すかもしれねぇじゃん…』
「しょーがないな…」
『美寛は人の頼みを断れないトコ変わってねぇな』
「うるさいなぁ。そんなこというと話さないよ?」
「いい加減にしてよ!!蘭子先輩にとって今日のダブルス戦は最後になるかもしれないんだから!!」
「聞いてくれよ!!」
「やだ!!悪いけど、架那汰の言うこと嘘にしか聞こえない」
「……」
架那汰はやっと、黙って去って行った。
何よ…。何企んでるのよ…。あんな奴…、苦手どころか、嫌いなんだから!!
結局、棗と蘭子先輩ペアは4回戦目で敗退した…。
明日は個人戦だ。
「じゃあまた明日ー」
「「ハイ、さよならー」」
先輩と別れ、棗と自転車で帰り道を走り始めた。
そして、今日架那汰に会った事を話した。
「何それ!ワケ解んないじゃん!」
「でしょー?ホント頭来た!」
棗は私の過去の事を知ってくれてる。だから話が早い。
「じゃあね。バイバイっ」
「うん、バイバーイ」
棗と別れ、ケータイを開いた。
【メール1件】
メールを開くと、架那汰からだった。
だるっ。
[今日は邪魔して悪かった。ホントごめん。俺、美寛のこと本当に好きなんだ。なんで信じてくれないんだ?]
何の嫌がらせ?こんなメールなんて勿論無視。信じられるわけ無いじゃん。生まれてこのかた彼氏居ない私をからかってるようにしか思えないよ。
数時間経ち、また架那汰からメールが来た。
[頼むからブチらないでくれよ…]
私は誰にしても断れない性格…。
仕方ないか…。
メールじゃタラタラして面倒臭いから私から電話した。
「何なの?電話代高いから要件だけサクッて話してよね」
『俺、本気なんだ。美寛が好きなんだ。信じてくれよ』
「嫌」
『なんでだよ?俺、何かした?』
「した」
『何したんだよ?』
「自分の胸に聞いてみたら?」
冷たく言い放つ。
『……ごめん!!解んねぇ…。さっき、前に美寛に何かしたっけって考えてたけど、どうしても解んねぇんだよ』
「サイっテー!!」
『へ?』
「自分がやった罪を忘れるなんて最低!!」
『ごめんって!!頼むから教えてくれよ。言われて思い出すかもしれねぇじゃん…』
「しょーがないな…」
『美寛は人の頼みを断れないトコ変わってねぇな』
「うるさいなぁ。そんなこというと話さないよ?」