シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
専務の婚約者の女性が睨む様にこちらを見ていた。

「美里さん、帰ったはずでは…?」

彼女の鋭い視線に、専務は顔色を変える事もなく言い返した。

「あなたの様子がおかしかったから付いて来たのよ」

「…いい趣味だ」

専務はフッと笑って言った。

「何なの、その子は?
今夜のあなたのお相手?」

え?私…、の事かしら…。

「あなたのご想像通りさ」

「………!」

睨み合う二人にただならぬ緊張感が漂う。

もしかして、私が原因で誤解されてるの?


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