シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
「…笠島専務、お早うございます」

さすが営業成績上位を保つ営業マンだけあって、上司に対しての挨拶はきちんとしている。…例えどんな状況であっても…。

田村さんは正しく腰を折ると丁寧に頭を下げた。

そしてちら、と私を一瞬見てから、圭吾に
「それでは、私は失礼致します」
と一言、言うとサッサと歩き去った。


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