シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
それから三日経って、社内メールのチェックをしていた私は、見たことのない社員IDを見付けて、もしや、と思いながら内容を見た。
『お疲れ様。
気付いてくれたかな。
もし、気付いたら今日、南急ホテルのプレジデントスイートを予約してあるから、仕事が終わったら来てほしい。
俺は七時には行けると思う。待ってるから。
笠島圭吾
PS読んだら一応削除しておいて。』
…やっぱり彼だった。
削除…。そうよね、私達の関係が知れたら、大変だもの。
………。
いや、何を今更落ち込んでいるのよ。
割り切らないと。
だけど、私と田村さんの関係はもう終わったけど、美里さんと彼は…。
あと二ヶ月で彼は美里さんの旦那様になる。
そしたら、私達の関係は…終わる。
『お疲れ様。
気付いてくれたかな。
もし、気付いたら今日、南急ホテルのプレジデントスイートを予約してあるから、仕事が終わったら来てほしい。
俺は七時には行けると思う。待ってるから。
笠島圭吾
PS読んだら一応削除しておいて。』
…やっぱり彼だった。
削除…。そうよね、私達の関係が知れたら、大変だもの。
………。
いや、何を今更落ち込んでいるのよ。
割り切らないと。
だけど、私と田村さんの関係はもう終わったけど、美里さんと彼は…。
あと二ヶ月で彼は美里さんの旦那様になる。
そしたら、私達の関係は…終わる。