黒の翼
ひとりぼっちのカラス
小さい頃カラスを知った。正直、可哀そうだと思った。

だってそうでしょ?カラスは悪くないのに除け者にされる。

いくら泣いたって誰も助けてはくれない。

まさかわたしがカラスになるなんて思ってもみなかった・・・・




最初はうまくいってたんだ。なにもかもが。

でもねそんなことは一瞬で終わった。

この教室でも毎日ゲームが起きていた。

いわゆる、いじめってやつ。

わたしは傍観者だった。

ただ、親友の恋人としゃべっていただけだった。

でも彼女にはそれが許せなかったみたい。

その次の日からわたしの味方はいなくなった。

皮肉でしょ?

つまらない日常。

それでもあなたがきいてくれるのなら話すね。

わたしのなまえは、白鳥 舞

ひとりぼっちのカラス・・・・・









< 1 / 6 >

この作品をシェア

pagetop