ROCK IN HIGH SCHOOL
遊びは終わりだ
だからだるいのである。
と、心の中で呟きながらも
シャーペンを走らせる手を止めたりはしない。
先生の掠れた声が無駄に響いている。
あと5分といった所だった。
黒板との追いかけっこをやめようとはしないが
かといってあまり過去の世界に耳を傾けたりはしない。
高校生になってもう一週間が経った。
今日はだるかった。
しかしそれも今からは違うのだ。
この後、待ちに待った部活の見学会があるのだ。
やっと終わりの鐘がなった。
あいさつなどもはやいらなかった。
私の時代なのだ。
ギャルから根暗までこの教室にはそろっている。
私はカーディガンが派手だと言われてもなお
真っ青なまま毎日をおくっている。
HRが終わり友達と音楽室へ向かう。
うはうはしているのだ。
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