1ヶ月間の同居生活
「零くん……」
「何?」
「手……痛い」
「……あいつ本当に親戚な訳?」
「え?」
零くんは怖い顔して
「お前ら先に行ってろ」
そう淳也くん達に言い残し
「零くん?」
人気の少ない講堂の隅に連行された
「あの男は親戚か?」
「うん……名前も同じだしお父さんが預けた通帳持ってたよ」
「名前はたまたま同じだけかもしれねぇ。
それにお前の親父は人に通帳預けるのかよ」
零くんが言っている意味がわからない