1ヶ月間の同居生活
「ほら、私って零くんに嫌われてるし。早く出ていかないと迷惑だから」
「永奈……」
「あ……ちょっとジュース買って来る」
ちょうど私のイチゴオレがなくなり席を立って自販機に向かった
自販機ってこっちだよね
もうすぐ転入して2週間が経とうとするがいまだに学校内は把握しきれていない
確かここを曲がると……
廊下の1番端を曲がると自販機があったハズ
そう思い小走りで走ると
「……いった」
「わりっ!………永奈」
角を曲がった瞬間誰かにぶつかった
名前を呼ばれたので見上げると
「零くん……」
「手貸せよ」
零くんは私の手を掴み尻餅をついていた私を立たせた