1ヶ月間の同居生活
「ありがとう」
「あぁ」
零くんはぶっきらぼうにして私の横を通り過ぎた
「零くん……」
「永奈ちゃんだぁ」
「キャアァ!」
ふと零くんの名前を呼んだ瞬間誰かに後ろから抱きしめられた
「じっ淳也くん……?」
「ごめん。そんなに驚くと思わなくて……」
頬を人差し指でポリポリと少し照れ臭そうに掻く淳也くん
「零と何かあった?」
「へ?」
「最近零の様子がおかしいから……永奈ちゃん絡みかなって」
淳也くんはよく零くんのこと見ているんだね………