1ヶ月間の同居生活
「淳也くん……ありがとう」
「たとえフラれるってわかっても気持ちは伝えた方が諦めつくから」
その時の淳也くんの顔は何だか切なくて
思わず
「何かあったの?」
聞いてしまった
「あった……というかまぁ」
淳也くんの返事は曖昧なものだった
「私で良かったら話聞くよ?淳也くんにはお世話になったし」
すると淳也くんはクスッと小さく笑い
「……聞いてくれる?」
淳也くんの過去が明かされる