1ヶ月間の同居生活
「永奈!どこ行くの?話はまだ終わってないよ」
「トイレに行って来るだけ」
あゆみに嘘をつき向かったのはトイレではなく向かいにある零くんの部屋
「零くん………あゆみ止めてくれない?」
「あいつまた酒飲んでんのかよ」
ハァとため息をつき零くんは私の部屋の扉に手をかけた
すると
ピンポーン
インターホンが鳴った
「俺出て来るから」
「私が行く」
零くんを押し退け玄関の扉を開けた
「零いる?」
扉の向こうにいたのは淳也くんだった