1ヶ月間の同居生活
「携帯鳴ってるぞ」
「分かってる」
「出ろよ」
「零くんに関係ないでしょ」
「勝手にしろ」
零くんは黙々とご飯を食べだした
私は
「おい?」
鳴り止まない携帯を片手にキッチンへ
リビングからキッチンはカウンターを挟んで良く見えるから
零くんは私を目で追いかけている
「携帯出ろよ」
「うるさい!」
私は零くんに逆ギレをして水道の蛇口を思いっ切り捻り
「馬鹿!何やってんだよ!?」
携帯を勢いよく流れる水の中に突っ込んだ