1ヶ月間の同居生活



「携帯鳴ってるぞ」


「分かってる」


「出ろよ」


「零くんに関係ないでしょ」



「勝手にしろ」



零くんは黙々とご飯を食べだした



私は



「おい?」



鳴り止まない携帯を片手にキッチンへ




リビングからキッチンはカウンターを挟んで良く見えるから



零くんは私を目で追いかけている



「携帯出ろよ」


「うるさい!」



私は零くんに逆ギレをして水道の蛇口を思いっ切り捻り



「馬鹿!何やってんだよ!?」



携帯を勢いよく流れる水の中に突っ込んだ








< 17 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop