1ヶ月間の同居生活
永奈Side
「永奈、帰らねぇのか?」
校門を出てすぐ私は零くんの家とは反対方向に向かおうとしていた
「バイト探しに行くの」
「バイト?別に出ていかなくてもいい」
「でもいつまでもお世話になる訳にはいかないし。いつかは出て行くから」
零くんはそうかと小さく呟き淳也くんを連れて帰った
私は街をぶらぶらとしバイトを探しに出たが
何処も時給が安い
店長さんは事情を知っていたし時給を高くしてくれたから
カフェと比べると安いのは仕方ない