1ヶ月間の同居生活



だから



「…………カレンは特別なんだ」



そう応えるしかなかった



「そう………」



それだけ言って永奈はホールに戻った



「何話してたの?」


カレンが後ろから抱き着きウザいくらいの彼女面と束縛




「別に………」


「零、いい加減あんな子と別れて」



俺は“嫌だ”の一言が言えず



「少し外の風に当たって来る」



こうやってカレンから逃げることしか出来ない



我ながら情けない









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