1ヶ月間の同居生活
カタッと物音に反応すると
「あ………ごめん」
「永奈!」
永奈がいた
完璧見られた
勘違いされてるよな………
「マジふざけんな」
「零……いい加減別れて。私と付き合ってよ」
「は?」
「いいの?あの子がどうなっても」
クスッと笑うカレンに寒気がした
「何をする気だよ」
「零の返事次第」
このまま永奈に勘違いされたまま別れるなんて絶対嫌だ
「俺は永奈が好き。お前のこと好きにはならない」
「それでも私と付き合ってくれるならいい」
俺は永奈が好き
だから
「分かった。付き合うから絶対永奈に手をだすな」
この道を選ぶ