1ヶ月間の同居生活



あゆみ………私気持ちを伝えること出来ないみたい



カレンさんに聞かれるのは嫌だ



私は机の上にあるメモ帳を1枚ちぎり



“零くんへ”



零くんに対し手紙を書いた



そして先程詰め終わったキャリーバッグを2階からバタバタと持って降り



零くんとカレンさんがリビングにいる間に家を飛び出した



「さよなら」




玄関を出てすぐに振り返り零くんに届くハズもなく




私の声は空へと消えた










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