1ヶ月間の同居生活



ほんと馬鹿だな……


「零大丈夫ぅ?」


カレンが騒動を聞き付けたのか甘ったるい声をしながらやって来た



「別に………保健室行ってくる」



「私も行く」


「1人でいい」



カレンを残し1人保健室に向かった



俺はこれで良かったんだと自分に言い聞かせていた




俺がカレンの犠牲になれば皆を守れる




そう勝手に思っていた



実際は



「まだ完全に私のものになってない」


カレンが指の爪を噛み



「零の1番を奪えばいいよね」



永奈に魔の手を迫っているとは思いもしなかった








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