1ヶ月間の同居生活
「零………あゆみが悪かったな」
保健室であゆみに殴られた傷を手当していたら淳也が申し訳なさそうに来た
「俺が悪いし………」
「にしても殴るとは思わなかったな」
クスクス笑い淳也は俺から消毒液を取り上げた
「痛てぇ」
「我慢しろ」
淳也は消毒液を躊躇うことなく俺の傷口につけた
「それより永奈ちゃん知らない?」
「知らねぇよ」
「もう、授業始まってんのに学校に来てないんだ」
来てない?
「あゆみの家じゃないのか?」
俺の家を出たからあゆみの家にいると思っていた