1ヶ月間の同居生活



「ふざけないで………」



私の横を通り過ぎたカレンさんを追いかけ




バシッ



乾いた音が廊下に響いた



「零くんはものじゃない………零くんは零くんだよ」



「あんた……この私を叩くなんていい度胸ね」


カレンさんが1歩私に近づいた時



「カレン……今の音……」



零くんが現れた



「零〜この人に殴られたぁ」


カレンさんは零くんに泣きながら抱き着いたが



私にだけ見えるようにニヤリと笑った










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