1ヶ月間の同居生活



「あの………その……アハッ」


「笑ってごまかすなよ」



零くんは数㎝で唇が触れてしまいそうなほど顔を近付けた



「俺とキスするの嫌?」


子犬のようなウルウルとした瞳で見られたら



「…………嫌じゃない」


否定なんて出来なくなる



「へぇ、嫌じゃないんだ」



ニヤッと笑い



「ちょっ………零くんのお父さん見てるよ!?」


「関係ねぇよ」



お父さんにニヤニヤと見られながらキスしてしまった











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