1ヶ月間の同居生活
「永奈ちゃん走って!!」
急にグンッと手を引かれ走り出した輝磨さん
「待て!」
男は必死に追いかけて来るが輝磨さんの足は早く手を引かれて走る私も追い付けない
「か……ず……まさん!早っ」
「撒けた?」
息絶え絶えの状態で何とか輝磨さんを止めて振り返る
「良かった……撒けた」
安心すると力が急に抜けて地面に座り込んだ
「永奈ちゃん大丈夫?」
「はい。巻き込んでしまいすみません」
「俺は平気だけど………永奈ちゃん何かあったの?」
「何もないです」
心配する輝磨さんを振り払い自力で立とうとした