1ヶ月間の同居生活
それからすぐ家に着き玄関の段差に静かに降ろしてくれた
「立てる?」
輝磨さんの差し出された手を掴みゆっくりと立ち上がる
「平気みたいだね。それじゃあ俺、帰るね」
輝磨さんが帰ったことにより静けさが戻る
そういえば零くんは………
振り返った瞬間
「っ!?」
「お前さ、兄貴好きな訳?」
意外と近くにあった零くんの顔に驚いた
「好き………?私が?」
「こっちが聞いてんだよ」
トンッと零くんは私を壁に追いやり右手を壁についた