1ヶ月間の同居生活
零くんは私の腕を掴み家へと帰る
帰る間は2人共無言
「お前さ、何で親の元へ帰らないんだよ」
そんな沈黙を破ったのは零くん
「いろいろ事情があって……大丈夫だよ?ちゃんと1ヶ月経ったら出ていくから」
「……そのことだけど」
零くんは少し気まずそうに何かを言いかけた
「永奈ぁ〜!良かった無事で」
遮ったのはあゆみの声
その声と共にあゆみに抱き着かれ繋がれていた私を掴む零くんの手は離れた