1ヶ月間の同居生活



「ちょちょちょちょっと!」



ぐいぐい引っ張られ校門を出た瞬間



「何してんだよ」



楓さんから私の腕を掴んだのは零くんだった




「誰だよあんた」


「親戚の楓。ちなみに20歳」


語尾にハートでもつくような話し方をする楓さんに機嫌の悪い零くん





「こいつ今から学校だから返してもらう」



「零くん………」



「そうもいかないんだよね」



ニコッと笑う楓さん



だけど何処か冷たい冷めた笑顔








< 99 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop