好きだから
パニック状態のなか
何とか着替えが終わったとき
「ちー!入るよ?」
ドアの向こうから
救世主の声がっ!
「どうぞー!」
化粧をしながら
ドアの向こうに声を
張り上げると救世主の
ご登場。
「うわ、でた。まだ準備終わってないし」
この私を残念そうに
見てる人は、
お隣さんで幼なじみの
拓也。
「だってぇー…」
そんな顔で見なくたっていいじゃん。
「すねんなって。」
ちょっとすねてみた私に拓也は軽く笑いながら
鏡の前に座った。