うそ!!先生=旦那!?
「庵!!」
栞の声。
いけない、ついボーッと
してた。
「まだ具合悪いんだね。
今日はしっかり寝な?」
栞が心配してくれる。
栞にこの事を言ったらどう
なるかな?
私の代わりになってくれる
かな?
だめだ。
この事は他人に言わないっ
て約束したんだ。
後藤先生や私の今後のこと
を考えて。
「ありがとう、お休み」
それだけ言って電話を切っ
た。
そして携帯を握ったまま
眠ってしまった。