うそ!!先生=旦那!?
嘘でしょ!?
放課後に呼び出しをくらった 私は、職員室に来ていた。
代々木先生はとことん私を苛めたいらしい。

静かな職員室の中央で
一人怒鳴られる私を他の先生や生徒がチラチラ見て
通りすぎていく。

恥ずかしい…後藤先生も
きっと私のこと馬鹿だと
思ったに違いない。

まぁ、実際馬鹿なんだけど。


「あなた、全然努力してないでしょう!悪いけどほぼ留年確定よ」


え……



誰が努力してないって…?




私は…






「…た…しは…
私は努力してます!!!
親をガッカリさせないように。
留年だけはできないんです!!だから、人一倍頑張ってます!!分かったようなこと言わないで下さい!!」


………

言っちゃった…。

職員室にいる全員がこっちを見ている。

先生に逆らったりして、私…退学かな?


「あ…すっすいまs「いやぁーお見事だね!代々木先生に向かってこんなこと言えるとは」

「きゃっ…えっ…校長先生!?」


いつのまにか私の後ろに校長先生がいた。

今にもボケそうなお爺さんである。

「お嬢さんお名前は?」

「赤槻…庵です」

ニコニコ満面の笑みを
浮かべる校長先生。

ヤバい…私は今この場で退学させられるようだ…。


「赤槻さん…大事なお話があるから校長室に来なさい」

……ごめんなさい。
父さん、母さん。
親不孝な私を許して。
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